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♪東京湾に沈んだ要塞(第三海堡)

2019年 01月25日 16:09 (金)


ハイハ~イ!メグおばちゃんです。

今日はちょっとまじめなお話ですよ。
地味な見学施設ですが、
多くの方に知っていただきたい東京湾の遺構をご紹介します。





明治時代・大正時代に首都東京を守るために
東京湾の入り口に3つの海上要塞(人工島)が造られました。

要塞は、外敵の侵入を防ぐためのものですので、
当然、「砲台」が必須となります。
これが海堡(かいほう)と呼ばれる軍事施設です。

ウィキペディアの写真から

第一海堡


第二海堡


海に沈んだ第三海堡


↓赤い星印辺りが3つ海堡のおおまかな位置です。





第一海堡は着工から完成まで9年(明治14年~)

第二海堡は完成まで25年(明治22年~)


第三海堡に至っては、
29年もの歳月をかけて造られました。(明治25年~)

特に第三海堡は、当時の世界最先端の技術を駆使したプロジェクトで、
他国のお手本にもなったそうです。


想像図(国土交通省東京湾口航路事務所 パンフレットより)

しかし、そんな第三海堡も
完成から2年後の関東大震災で壊滅的な被害に遭いました。
一度も使われることもなく、その後、海中に沈んで、
暗礁化が進むばかりでした。

膨大な費用と年月をかけ、さらに難工事だった第三海堡。
現代では一日に約500隻の大型船が通る海上交通を妨害する
邪魔ものと化してしまいました。
海に沈んだ第三海堡は、船の事故の原因にもなったそうです。



平成12年からは、
海中からその第三海堡のコンクリートの塊を
引き上げる作業が始まり、平成19年まで続きました。

砲台あり、大型兵舎あり弾薬庫、貯水槽などの施設が、
引き上げられ、ここ、横須賀市夏島町にその一部が
遺構として展示されることになりました。
(大型兵舎は横須賀市平成町・うみかぜ公園内)
























こうして見ると、壊れたただのコンクリートの塊のようですが、
そのひび割れや内部をじっと見つめていると、
なんだか不思議な気持ちになります。

幕末の黒船来航から始まった、
江戸・東京を守ろうとする当時の日本人・・・
幕末から明治・大正の様々な歴史的な出来事がここでまた蘇りますよ。

【第三海堡遺構展示場】は、
毎月第一日曜日 10:00~15:00

現地には、小冊子やパンフレットも用意されています。
説明をして下さるスタッフの方も温かく迎えてくれますよ。




~この記事を書くにあたって参考にさせていただいた資料~
●国土交通省 関東地方整備局・東京湾口航路事務所(パンフレット・ネット)
●横須賀市指定 NPO法人アクションおっぱま(見学のしおり)
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