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♪お船で行く東京見物! (神田川船の会)①

2009年 10月26日 15:14 (月)

【第60回神田川船の会】のイベントに参加してきました!



どんなイベントかって?
神田川から船で東京を眺めながら、江戸~平成までの歴史や文化の変遷、川の浄化の様子などについてを
ボランティアガイドの方とともに、見て、感じる約2時間半のイベントです。

船好き&自称プチ歴女のメグおばちゃんには見逃せないイベントですわっ!(笑)


年に2回、抽選で選ばれた360名が午前の部・午後の部に分かれて両国・国技館前を出発するのでした。

10月24日(土曜日)、朝9時20分出航。
私たちの船の旅は始まります。





左は、両国水辺ライン船着き場です。          配られた小冊子。↑橋について詳しく書かれています。


この船の旅、ボランティアガイドの方は自分の得意分野でガイドすると初めに説明。
「プロではないので、そこのところはご理解をお願いします。
皆さんよりもちょっと詳しいというだけなんですよ!いっしょに楽しんでいきましょう。」
乗船者からは笑いも出て、和やかなムードで船旅は進められました。


さて、簡単に今回の航路について・・・



この地図の中心を流れているのが【隅田川】です。そして右のだ円形に近い川が【神田川・日本橋川】。
【隅田川】の左側が【小名木川】。その先が【荒川】。

地図の真ん中・下部分に黒でマークしたところが船着き場です。(マークがちっちゃい!><)

今回午前の部は6隻で出航。(5隻は釣り船、 1隻は屋形船)


私は、4号船、この黄色の釣り船でした。



都内の狭い川を見物しながら、航行して行くわけで、速度はゆっくりなんですが、
写真を撮るには、少し速い・・・(><)分かるかな?微妙な感じ・・・(笑)
撮り損ねた景色や橋もありますが、私が印象的だった光景などをご紹介していきます。

神田川に入り一番最初に現れるのが、【柳橋】です。

   【柳橋】


川沿いに柳が植えられていたのが橋の名前の由来。
現在でもなんだか頼りな~い柳でしたが、存在していました。

昔は、辻斬り、追いはぎが出没したそうですよぉ~!怖いところねっ!(笑)


船宿も多かったとか?!
名残りでしょうか?!


【浅草橋】【左衛門橋】を通過、さらに江戸時代からある橋を二つ過ぎた頃、
進行方向左側には、【柳森神社】が見えてきました。
JRで言うと秋葉原駅あたりです。



こちらの【柳森神社】は、
1458年(長禄2年)大田道灌が江戸城の鬼門除けとして
置いたと言われています。
また、徳川五代将軍綱吉の母
桂昌院が崇拝していた社が神社の奥にあるそうです。

彼女は、低い身分から出世した女性で、
江戸時代の女性たちは、その幸運にあやかろうと
お参りしたらしいのです。
おたぬき様と言われ、「他を抜く」だって!(笑)





神田川のすぐそばまで民家が迫っています。
こんな光景が続きます。


   【万世橋】



【万世橋】を過ぎると<旧交通博物館>が見えてきます。






小学生の頃、社会科見学で訪れた懐かしき?場所です。
平成18年にはさいたま市へ移転しました。
見えているレンガ作りの壁は明治時代に駅として使われていた頃のままだとか・・・
現在では、開発か保存かの議論にさらされているそうです。



JRの秋葉原駅からお茶ノ水駅に向う頃、【聖橋】が出現!

【聖橋】



震災復興橋として、昭和2年にできたもの。
見えませんが、右にある【湯島聖堂】と左の【ニコライ堂】を結ぶので<聖橋>と命名されました。
立体的な橋脚はバレリーナの美しい脚にたとえられ、東京の新名所になったとか・・・
そのバレリーナの美脚のイメージを表現出来ていませんね!(笑)



【聖橋】の手前、グレーのうっとうしいものが見えますね!地下鉄丸ノ内線の鉄橋です。
ごちゃごちゃした東京がここにあります。(笑)
頭のすぐ上を地下鉄が走るんですよ。ビックリ!



ちょうど電車が来ました。JRお茶ノ水駅へ滑りこんでいきます。
船からはお茶ノ水駅のホームも見えましたよ。


   【お茶ノ水橋】


橋を見て分かるように、川と橋の距離が離れています。
ここは都内唯一の渓谷と言われています。
こちらの景色、江戸の頃より有名で、将軍が【鷹狩り】の帰り、このあたりの湧水でお茶を飲んだところから
この地名・橋名となったそうです。

近くの駿河台の地名も、徳川家康がらみで駿河からきているそうですョ。(ふ~ん!そうなんだ!)






JRお茶ノ水駅を過ぎると、次はJR水道橋駅です。


もちろん、こちらには【水道橋】があります。「うぅ~!通り過ぎてしまいそうぉ~!」(笑)





こんな橋もあります。【後楽橋】 ↓↓↓







ビルとビルの間から、後楽園が見えます。
江戸時代の後楽園は、水戸徳川家の広大な庭園。その名は、中国の書物からから由来しているそうです。

「天下の憂いに先立ち憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」 【岳陽桜記】より




ここまでの神田川は、運河的利用のため比較的まっすぐに整備されています。



【小石川橋】を左に曲がると、江戸時代の神田川の様子を残したコースとなります。

この船の旅・・・

↑の航路を示した地図の右下あたりにやっと来ました。(笑)


続きはまた・・・


★この文章は、【神田川船の会】]から出版されている<神田川と日本橋川 プラス小名木川>を
参考にするとともにガイドの方のお話やインターネットで私が調べたことをまとめたものです。

地図は<神田川と日本橋川 プラス小名木川>よりお借りしたものです。