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◆清水寺 (坂東第三十二番札所)

2015年 10月09日 15:09 (金)


私がそのお寺を訪れたのは、
9月の連休でした。
まだ彼岸花が綺麗だったころ・・・


<音羽山清水寺>
おとわさん きよみずでら

坂東三十三観音霊場 第三十二番札所
千葉県いすみ市


こちらは山号も寺号も京都の清水寺と同じです。
また御嶽山(みたけさん)清水寺とも仲間でこの三つのお寺は、
日本三清水と言われているそうです。

三寺ともに背後に自然豊かな自然林があり、
坂上田村麻呂ゆかりのお寺だそうです。
さらに涸れることがない清水が湧いていることも共通です。


そんな房総の清水寺ですが、
こちらも坂東三十三観音霊場にふさわしいお寺でした。

静かで威厳があり、雰囲気のよいお寺でした。

寺伝によればお寺の起源は最澄がこの地を
訪れたことに始まります。
(782年~806年)


手前が仁王門、奥が四天門














赤穂四十七士 (明治末期 作)





















ご朱印は、
お参りを終えてからいただくのが正しい流儀です。
しかし、参拝客の多い神社・寺院では、
始めに納経所にご朱印帳を預けてから
お参りするタイプの所もあります。
合理的ですが、邪道です。

こちらのお寺は、アップダウンもあり、
見どころも多いようだったので、
私は一番最初に、ご朱印をお願いしました。

すると・・・
ご住職でしょうか?
それに準ずる方でしょうか?

「お参りはお済みですか?」
「いえ、これからです・・・」
「本来は、お参りを済ませてからのものです。」と
静かに低い声で戒めるように言われました。

そうですよね!
当たり前のことをズバッと言われて、
ドキッとした私でした。

襟を正さなければと思った瞬間でした。




◆高蔵寺 (坂東第三十番札所)

2015年 10月02日 15:49 (金)



<高蔵寺
坂東三十三観音霊場巡り 第三十番札所

藤原鎌足、生誕伝説が残る千葉県木更津市にある古刹です。



始まりは6世紀・・・





高床式の本堂です。










訪ねたのは彼岸花が最高潮の頃でした。





高床式本堂の下には、
ご住職のコレクションなのでしょうか?
「観音浄土巡り」ができるコーナーが設けてあります。
地獄・極楽・・・埃をかぶったいろいろな仏像やお人形が並んでいます。
仏像と一緒に、
なんで「がいこつ」の飾りもの? なんで「ディズニー」?
私が無知なのか?お寺の趣旨を理解できなかったのか?
入館料をとるのだったら、もう少し整理・清掃を・・・



ご朱印をいただくために、
納経所(ご朱印をいただく場所)を探しました。
お土産コーナーと同じ場所にありました。

お土産コーナーの女性とご朱印を書いて下さる女性・・・
朝から大きな声で雑談!
雑談の切れ間にご朱印をお願いする私・・・
雑談の合い間に私のご朱印は書かれた模様です。(笑)

私の常識では、せめてお客さん(参拝客)が居る間は、
おしゃべりを中断すると思うのですが、
どうでしょう?






お寺側からすれば、
「どうせ流行りでご朱印巡りやっているんでしょ?」
なんて思われているのかもしれませんね。

こちらのお寺・・・せっかくの雰囲気と歴史が台無しです。

あまりにも俗っぽかったです。

こんなことを言う私は、地獄に落ちますね!

◆笠森寺 (坂東第三十一番札所)

2015年 09月30日 15:39 (水)


気づけば、明日はもう10月・・・
長雨の期間も終わったようで、
秋風が心地よく感じられるこの頃です。


さて、本日のお話は・・・

<坂東三十三観音霊場巡り>を続けている私ですが、
今回、ご紹介するお寺は、
今まで訪れた中でも、
一番好きなお寺かもしれません。

そのお寺は、森の中・・・
伐採厳禁の天然記念物指定の森の中にありました。

現在ではパワースポットとしても有名なようですが、
古くは、安藤広重(二代目)の「諸国名所百景」に描かれ、
芭蕉の句碑もある、
房総の古刹なのであります。


~ 笠森寺(笠森観音)~
第三十一番札所

千葉県長生郡長南町笠森





巨大な岩の峰上に建てられた笠森観音堂は、
「四方懸造(しほうかけづくり)」と呼ばれる
日本唯一の構造で広く知られており、
その高い建築技術と壮麗な姿は国指定重要文化財となっています。
空中に浮ぶような回廊からの展望はすばらしく、
また、眼下に広がる広大な自然林は貴重な国の天然記念物です。
(長南町HPを参考にしています。)


見上げると思わず「わぁ~!」
声が出てしまいそうな観音堂です。



側面から・・・




観音堂は土足厳禁。
サンダルに履き替えて上がります。




<笠森寺>は、
最澄が霊木の楠で十一面観音(784年)を彫り、
山上に安置したのが始まりと言われています。
その後1028年に後一条天皇の勅願により、
正式に建立されたということです。




階段を登る途中で・・・パシャ!
土台は岩です。



観音堂の最上階から見た境内




芭蕉もこの最上階で、一句・・・
「五月雨に この笠森を さしもぐさ」








拝観料とお参り、ご朱印は、最上階で・・・




受付の女性の方は穏やかであり、またにこやかに・・・
「今日はどちらからですか?」
「横浜からです。」
「どうぞ、お気をつけて・・・」
「ありがとうございます。」
ほんの一瞬のありふれた出来事ですが、
心和む瞬間でした。





<笠森寺>は見どころも多く、こんなものも・・・



子授楠 (子授観音)





大きなクスノキの根元近くに、
人が一人通れるくらい穴が開いています。
子宝に恵まれるようにと、
この木をくぐるために、全国から訪れるとか・・・


夫J氏が、メグおばちゃんに「くぐってみれば!」と・・・
さすがにねぇ!(笑)
試してみるのも恥ずかしい・・・

この日も若いご夫婦が次から次へと、
くぐっていました。

どうぞ、次はお子さんといっしょに訪れることができますように・・・



自然林の中の古刹・・・
まさに<坂東三十三観音霊場巡り>にふさわしいお寺でした。



空から見た笠森寺の様子が、
動画でアップされています。

興味のある方はご覧ください。
行ってみたくなるお寺だと思いますよ!



じゃ、今日はこのへんで・・・

◆清瀧寺 (坂東第二十六番札所)

2015年 09月26日 15:06 (土)


筑波山の麓に広がる田園地帯を抜け、
小高い丘を少し登った所にそのお寺はありました。

【清瀧寺】
茨城県土浦市小野


そのお寺の近くには、平安時代に小野小町が東北を旅する途中、
このお寺の<清瀧観音>に詣でた折に、
病で倒れて亡くなったという伝説がある地域です。

706年に現在の【清瀧寺】から少し離れた所で創建され、
806年~810年にこの地に移されたと伝わっています。








緑に囲まれたお寺で、
真夏の田園地帯とは1℃~2℃は違うような感じでした。






こちらのお寺は、
数回の火事に見舞われていますが、
地元信徒の熱意により再建され、
現在まで守り抜かれているお寺です。
現在は、老人会有志の皆様方が納経所の奉仕活動をされています。




◆佐竹寺 (坂東第二十二番札所)

2015年 09月25日 17:13 (金)



現・茨城県常陸太田市辺りを
平安時代から約400年間、治めていた佐竹氏・・・

関ヶ原の合戦で徳川側につかなかったため、
家康から秋田への国替えを命ぜられ、
その時からこの地は、徳川家の統治となりました。


そんな歴史的背景の常陸太田にある【佐竹寺】です。

訪れたのは暑い8月でしたが、
そのお寺の佇まいは、
坂東三十三ヶ所観音霊場巡りにふさわしい
歴史を感じるものでした。


仁王門は昭和15年建立、仁王像は江戸時代のものだそうです。
日の丸の扇は、佐竹氏のシンボル。





茅葺屋根の本堂


ほとんどの建築物が火災で焼失していますが、
本堂(1546年再建)は、往時を偲ぶ唯一の建物で、
国の重要文化財に指定されています。
寺院が北向きに建てられているのも
こちらの特徴となっています。(北向観音)


















東日本大震災では石灯篭が倒れるなどの被害が出たそうです。


さてさて、ご朱印は・・・






ひなびた雰囲気が、印象的なお寺でした。
いにしえに思いを馳せながら、
気持ちが楽になる感じでした。