2022年 08月24日 16:40 (水)
生の長ネギ一本をお箸代わりに食べる蕎麦
↑これは福島県会津エリアの【大内宿】の名物です。
お蕎麦自体の起源は長野県の高遠そばだそうです。
江戸時代、高遠藩の藩主が領地替えで、
山形から福島・会津に移った時に伝わった文化ということです。
長ネギ一本をお箸代わりにする食べ方は【大内宿】のあるお店が発祥のようです。
このお蕎麦をテレビやブログなどで、以前から見ていたメグおばちゃん。
今回の福島旅行は、ここ中心に考えていました。
時は2022年8月14日、正午!
数組を店頭で順番待ちしたあと、
あるお店に入店した私たち夫婦でした。
↑写真はお店のHPより
お座敷に案内されて、
まずは、にしんの山椒漬けを注文。
こちらは会津の郷土料理でみがきにしんをお醤油やお酢で漬けた一品です。
江戸時代、北海道で乾燥にしんを流通させることができるようになり、
お魚に縁が薄かった会津にもみがきにしんが入ってきたことが起源のようです。
お味はなかなか美味!初体験のお味でしたよ。
写真を撮り損ねたので、お店のHPから。
↓
お目当てのねぎそばも注文!
お~!来た来た!
冷たいお蕎麦にしました。
伝わっているようにおネギ一本でおそばを食べてみました。
「食べにく~~~~~い!」
結局、普通のお箸でおそばを食べて、
左手におねぎを持って食べるというスタイルです。
なんだか野蛮人って感じですよ。私、ワイルドな女?!
おそばも美味しく、おねぎも辛みが効いて、
よかったです。
そして、天ぷらの盛り合わせも注文!
天ぷら盛り合わせ、よく撮れてるじゃん!(笑)
天ぷらが運ばれてくると、
店「本日の天ぷらの内容をご説明いたします。」
どうして改めて説明がいるのかと一瞬思いました。
店「お饅頭の天ぷら、みがきにしんの天ぷら・・・・」
私「えっ?お饅頭ですか?」
写真手前のしいたけのようなものが餡子の入ったお饅頭なんです。
夫J氏はどこかで聞いたことがあったそうで、たいして驚きませんでした。
私は「お初」で思わず、声が大きくなりました。(笑)
お味は・・・
甘い物が好きな方なら美味しくいただけま~す。
みがきにしんの天ぷらも抵抗なくいただけるお味です。
お店は茅葺屋根そして囲炉裏がある建物でしたが、
実に風通しがよく、お食事をしても暑さをまったく感じませんでした。
よっぽどでないとクーラーは必要ないようです。
名物を食し、日本家屋のすばらしさを感じて大満足だったのでしたが、
一つ心残りがありました。
名物 しんごろう
囲炉裏でお店のおじいさんが焼いていたのは気になっていました。
固めに焚いたご飯を半つき(5分つきかな?)にして丸めて棒の先にさしたもので、
「じゅうねん味噌」が塗られている食べ物です。
じゅうねんとは<えごま>のこと。
会津地方では十年長生きするということで、
食べられているそうです。
さすがのメグおばちゃんも
おそばを食べたあとでは、満腹状態!
しかし、十年長生きするなら、
食べておけばよかったとちょっと思った次第です。(欲張りですから・・・)
こんなお土産物を眺めながら、順番待ちしました。
車場空の待ち時間があったものの、そんなに混んでいなかった【大内宿】
8月14日、この旅の2日目はこれで終了です。
次は、その日の宿がある茨城県水戸市へ移動となります。
つづく・・・

2022年 08月23日 17:38 (火)
こんにちは!メグおばちゃんです。
8月も後半!
2022年の残暑はどんな感じになるのでしょうか?
毎年、台風は20数個来ているとのことです。
残暑もさることながら、
これからは台風の発生が気にかかる時期に入ります。
さて、本日からまたおばちゃんの夏休みのお話に戻ります。
いわき市→田村市→会津若松市と移動した私たち夫婦。
2泊3日の福島旅、2日目の2ヶ所目は・・・
緑豊かな山道、田畑や地方のお盆の光景を見ながらドライブしました。
そして到着した場所は・・・
江戸時代の風景が残る【大内宿】(福島県南会津郡下郷町)
今回の旅で、まったく渋滞知らずの私たちでしたが、
【大内宿】がもうすぐという地点で1㎞の渋滞となりました。
駐車場待ちの渋滞だということは明らかでした。
「こりゃ、お昼ご飯も混みこみかな?」なんてことを思いました。
(食いしん坊ですから・・・)
江戸時代【大内宿】のあった所は、会津西街道(脇街道)と呼ばれ、
日光へ続く道だったそうです。
参勤交代などにも使われた街道沿いの宿場だった【大内宿】
しかし、幕府の事情で会津西街道(脇街道)の通行を禁止したため、
交通の要衝だった【大内宿】は寂れてしまったそうです。
明治時代になり、鉄道の発展により、山の中のこのエリアはますます、
取り残されてしまったそうです。
今思えば、それが逆によかったんですね。
昭和になって地元の方々の一念発起により、
近代化より、古き良き時代を守る方向に住民が動いたそうです。
紆余曲折いろいろあったようですが、
今では、福島観光でも人気のスポットになっています。
駐車場は、混んでいましたが、
見学や飲食はそんなに混んでいなくて、
助かりました。
見晴台から【大内宿】を望む
30軒以上の茅葺屋根のお店が並んでいます。
歩いている人たちが、江戸時代の旅人のように見えてきませんか?
次は、いよいよ昼食編です。
明日につづく・・・

2022年 08月20日 15:26 (土)
こんにちは!メグおばちゃんです。
お盆も過ぎ、暑さの中にもふと秋の気配を感じたり・・・
夜になると秋の虫も鳴き始めています。
自然界の生き物はすごい!
日中はまだまだ暑いですが・・・
さて、早速ですが昨日のクイズの回答を発表します。昨日の記事★
白虎隊ゆかりの飯盛山へ登るのに、
(問)メグおばちゃんは、階段を使うのか?それとも文明の利器を使うのか?
昨日の記事の中にヒントがありました。
蒸し暑かったことと、
次の目的地に向かうために時間がない私たち!
はい!躊躇なく動く坂道を使いました。
スタッフの方から
「坂は急ですので、お気をつけ下さい。」と一声いただきましたぁ~!
ホントに急坂で乗ったとたん、
アキレス腱伸ばし状態でした。
それでも、この文明の利器は楽ち~~~ん!
上り
過酷な階段
そして、山の中腹まで来た私たちが向かったのは、
世界でここだけ!
唯一無二の建物がある場所でした。
国重要文化財【さざえ堂】
1796年に建立されたお堂で、
六角形3層高さ16m、内部は一方通行の
大変珍しい建物です。
よく分からないと思いますので、
こちらHPの絵をお借りしました。
よくできたHPですので、興味のある方はどうぞ!
建物に龍が巻き付いているのも珍しい・・・
私好みの古~いお堂です。
階段ではなく滑り止めのような横板
昔は、左の棚に西国三十三観音像(70㎝位)が置かれていて、
この内部を巡るだけで、三十三観音を巡ったことになったそうです。
現在は、額にはった会津藩ゆかりの道徳教本が飾られているそうです。
額はたしかに見ましたが、内容はわかりませんでした。(汗)
天井にはたくさんの千社札
最近は、千社札禁止のお寺が多いと思いますが、
そんな規制のない時代のものなんでしょうね。
さてさて・・・
ここで会津藩・白虎隊(少年兵)のことに少し触れたいと思います。
時は江戸から明治に変わる頃、
銃撃戦の末、鶴ヶ城がある市街地から
この飯盛山に逃げて来た白虎隊(16~17 歳)の少年たちは、
この飯盛山の私が見た【さざえ堂】を
当時どんな気持ちで見ていたのでしょうか?
戦力になるとも思えなかった少年たちまで駆り出さなければならなかった、
旧幕府軍と新政府軍の戦い・・・
大きな歴史的転換期を迎えていた日本の中での
悲しい物語がそこにはありました。
【さざえ堂】の少し下の辺りに、
戸ノ口堰洞穴というものがありますが、
その穴から、白虎隊の少年たちは、
自害する別の場所(飯盛山内)まで移動したそうです。
捕虜になるより、自決することが武士の正しい生き方・・・
猪苗代湖から会津地方に水を引くために掘られた洞穴
季節は秋・・・白虎隊の少年たちは、暗く冷たい水の中を自決の場所まで進んだそうです。(水量豊富)
とっても感動的な物語の舞台をかいつまんで、
熱く語るメグおばちゃんですが、
実は先を急ぐため、白虎隊のお墓に手を合わせることもなく、
次なる目的地を目指したのでした。アレレ・・・
ここは、半日かけてゆっくり見学したかった場所でした。(無念)
結局、地図AエリアとDエリアしか行けなかったぁ~!(泣)
お昼ご飯はどうしても・・・どうしても・・・次の場所で!
そんな予定があり、後ろ髪をひかれつつの移動となりました。
福島旅行をされる方は、欲張ったコースはダメダメ!
移動距離には注意ですよ!
つづく・・・

2022年 08月19日 14:13 (金)
本日はおばちゃんの夏休みの第三弾となります。
8月14日
関東直撃の台風8号も福島県においては、夜中に通り過ぎたようで、
阿武隈川の増水などもまったく見られませんでした。
この日は雲が多い空模様でしたが、
まずまずのお天気でした。
13日は、郡山市に宿泊、
14日は、会津若松市へ移動しました。
早めの時間の観光を予定していましたが、福島県広し!
なかなか目的地に着かない・・・(泣)
予定時間より遅れて会津若松市に到着!
会津若松と言えば・・・
【鶴ヶ城】がシンボル!
2013年の大河ドラマ「八重の桜」の舞台となり、
幕末から明治への歴史転換期の象徴的な場所でもありました。
苔むした石垣、立派な堀など、
いにしえに思いを馳せるにはピッタリの場所でしたが、
私たちには時間がない!
急ぎ足でお城をグルッと見学して、
山本八重(新島八重)さんに別れを告げ、
どうしても立ち寄りたかった飯盛山へ急げ!
急いでいるのに、食べることは省けません。
そんな中でも、こんなものもしっかり食べていました。(笑)
大塩裏磐梯温泉の温泉水を煮つめて作られた<会津 山塩>
お店の宣伝になりますが・・・(笑)
「希少な会津山塩を使った幸泉大福
幸せが泉のように湧いて大きな福が舞い込むように。
と願いを込めた大福です。ぜひご賞味ください。」ですって!
幸せが泉のように湧いて大きな福が舞い込むように。
と願いを込めた大福です。ぜひご賞味ください。」ですって!
飯盛山に到着する頃には、
観光客も増え、蒸し暑さも増していました。
白虎隊ゆかりの飯盛山入口です。
左の階段を行く?右の動く坂道(250円)に乗る?
私たち夫婦の選択は?
続きはまた明日!

2022年 08月18日 17:05 (木)
こんにちは!メグおばちゃんです。
本日もまた、観光案内記事です。
8月13日、福島入りしてから、
アクアマリンふくしま
↓
拝観できなかった白水阿弥陀堂
↓
さて、次は・・・
東洋一の鍾乳洞と言われる【あぶくま洞】(田村市)へ!
鍾乳洞と言えば、山口県の秋芳洞に行ったことがありましたが、
またそれとは違った感じでした。
昭和44年に石灰石の採石作業中に見つかった鍾乳洞です。
当時はそれはそれはびっくり発見だったと思いますよ!
それこそ何十万年?何憶年?の時を越えての
自然の創造物との出会いですからね。
公開されている鍾乳洞は600mですが、
未公開部分がさらに2500m続いているそうです。
壮大な自然の創造物に、
またまた、大昔の地球に思いを馳せるメグおばちゃんです。
↑観光案内を写真に撮ったものですが、
見学出来るのは、パンフレット右上の黄色の部分だけです。(一般コース約40分)
学術的にも貴重な【あぶくま洞】です。
鍾乳洞は、年間通して、ほぼ一定の温度であることは、
ご存じの方も多いかと思います。
こちらは年間通して平均15℃だそうです。
この日は外の温度が23℃、洞窟内は13.2℃ということでした。
内部に入った瞬間「羽織るものが欲しい!」と思いました。
用意のいい方は、バスタオルや薄手のカーディガンを持参していました。
しかし、足元も悪く、アップダウンのある鍾乳洞内部は、
想像以上の運動量!
寒いどころか、快適な感じになりました。(笑)
それでは、鍾乳洞内部を少し・・・
デジイチよりスマホの方が有能でした。
以下、スマホで撮った写真となります。
下からタケノコのように伸びるタイプとツララのように垂れ下がりながら
形を造っていくタイプなどその形成スタイルは、いくつかあるそうです。
日本の鍾乳洞では初めての調光システムを導入したとか・・・
鍾乳石は1㎝成長するのに70年~100年の年月がかかるそうです。
それを知ると、【あぶくま洞】の形成にかかった時間は、
気が遠くなるほどのものになります。
自然の力は人間の想像を超えていますね。
ダイナミックで繊細な鍾乳洞に感動!
つづく・・・
参考)あぶくま洞HP
